山手学院中学校・高等学校

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お知らせ

2学期に向けて

2013年8月29日 14:17

 40日間の長い夏休みも終わり、2学期が始まりました。今年は地球温暖化の影響でしょうか記録的な猛暑で、日本国内では、次々と暑さの記録が塗り替えられ、40度を超えた県もありました。横浜でも、連日30度を超える真夏日、時には35度を超える猛暑日となり、部活動や夏期講習には大変厳しい日が続きました。9月に入っても当分の間、厳しい残暑が予想されますので、各自充分に体調管理に気をつけて下さい。全国的には、海や川で溺れ死ぬなどの痛ましい事故や熱中症による死亡事故も多発した夏でした。幸いなことに山手学院では、特に大きな事故もなく、無事に始業式を迎えられ、2学期をスタートすることができました。まずは一安心です。

リターンビジット無事終了
 第38回北米研修リターンビジットが、カナダのエドモントンとレジャイナ、アメリカのデイトンとワラワラの4都市から引率者(シャペロン)の方を含め、133名のお客様をお迎えし、7月20日~8月3日の期間行われました。大変蒸し暑い中ではありましたが、予定された行事も事故なく順調に実施することができました。カルチャーデイも熱気が溢れ大変盛り上がりました。北米の高校生諸君に限られた日数の中ではありますが、様々な体験を通して、異文化を体感し、言葉にできないすばらしい思い出と感動をプレゼントできたのではないでしょうか。言葉がうまく通じなくとも、心と心でお互いをわかり合う。リターン生・ホストのご家族・山手生にとって、一生忘れられない貴重な2週間だったことでしょう。
 シャペロンの方々、ホストのご家族、山手生、リターンビジット委員会や父母の会、担当教職員など、多くの皆様のご協力で無事終えることができました。ご協力をいただきました多くの方々に厚く御礼申し上げます。

山手祭に向けて
 学院全体が盛り上がり、毎年4千人以上の来場者をお迎えして実施する山手祭まで、あと一月となりました。10月5日・6日に開催します。発表団体である各部活動や各クラスの展示・発表の準備は順調ですか。頑張って下さい。
今年度の山手祭は『今年限定』というテーマになりました。昨年度より、飲食店展示・学年会企画の新設・実行委員会生徒主導の組織の改組など新たな取り組みも始まり、生徒会役員も頑張っています。みんなで一致団結し、学校生活のすばらしい思い出をつくろう!また、父母の会・後援会・同窓会の皆様方には、毎年、多大なご支援・ご協力をいただき、心より御礼申し上げます。今年もよろしくお願い致します。

インターネットの使用について

 厚労省は全国の中高生10万人を対象としたネット依存調査を踏まえ、「病的な使用」と判定され、ネット依存が強く疑われる生徒が全国で約52万人いるとの推計結果を発表しました。長時間のネット使用により昼夜が逆転したり、睡眠障害、気分の落ち込みなど精神面への悪影響などの恐れもあるそうです。ネットを利用するときに使うのは多い順にパソコン、スマートフォン、携帯電話で、平日のネット使用の平均時間が5時間以上としたのは中学生9.0%、高校生14.4%、休日は中学生13.4%、高校生21.2%だったそうです。皆さんはどうですか。情報収集等大変便利なインターネットと上手に付き合っていますか。いつの間にか虜になっていたり、生活の一部になっていたりしませんか。不適切な使用などしていませんか。最近、SNS、プロフィールサイト、ゲームサイト等の利用から犯罪被害に遭うケースが目立ってきたそうです。フェイスブック、ツイッター、ライン、掲示板など、ネット上での交流は社会的現象となっていますが、誹謗中傷が書き込まれ、ネットいじめに発展したり、個人情報が悪用されたり、書き込んだ内容が原因で、暴力事件に発展したり社会問題となったりすることもあります。見ず知らずの大勢の人たちの目に触れる情報は、考え方や感じ方・捉え方によって大きな誤解を招くことがあるのです。インターネットを利用する際には、充分に気を付けてもらいたいと思います。
 情報化が一段と進み、一昔前と違って大変便利な時代となりましたが、メールや携帯などによる互いの顔が見えない会話により、誤解が生じることも多くなったのではないでしょうか。顔を付き合わせて話すことにより、相手の雰囲気も気持ちも解り、お互いがより理解し合えるのではないでしょうか。君たちには、会話を通して、人の痛みがわかる心豊かな温かみのある人になってもらいたいと思います。

「防災の日」について

 来月1日は「防災の日」です。大正12年9月1日、伊豆大島付近、相模湾北西部の相模トラフを震源とする海溝型大地震『関東大地震』が発生しました。この地震はマグニチュード7.9、震度6の規模で、南関東一円を中心に、死者・行方不明者約14万2千名、家屋全半壊約25万4千件、火事で焼失した家屋は約44万7千件、山岳部では山崩れが多数発生し、海岸部では津波が発生し、大変大きな災害を受けた大地震でした。そのため、『関東大震災』と呼ばれています。9月1日は、その『関東大震災』を忘れない為に制定された、1年に一度しかない「防災の日」です。防災意識の再認識をする機会として、改めて心に刻んでほしいと思います。
一昨年3月11日に発生したマグニチュード9.0、震度6強から震度7の超巨大地震であった「東日本大震災」では、津波などにより海岸線で多くの方が亡くなりました。平成7年には、兵庫県を中心に阪神淡路大震災が起こりました。都市が大きな被害を受け、ビルや駅などの崩壊・高速道路の倒壊・神戸港の液状化現象による被害、その後の火災もあり、多くの方が亡くなりました。
世界で起きるマグニチュード6以上の地震の20%は日本で発生しているそうです。地震大国である日本に住んでいる以上、地震は避けられません。東日本大震災の影響で、しばらくは日本各地で地震活動が活発化する可能性も高いそうです。先日、東海沖から四国沖の「南海トラフ」沿いで巨大地震が発生した場合、関東以西の30都道府県で最大32万3千人が死亡するとの被害想定が発表されました。神奈川県内も津波や建物の全壊等、相当の被害が想定されています。今後、官民一体で地震・津波対策を強化していくそうです。いざというときに、慌てないために様々な準備をし、心構えをしっかりとしておくこと。「天災は忘れた頃にやってくる。」という言葉があります。自然災害はいくら注意をしても、突然やってくるものです。しかし、「備えあれば憂いなし」です。被害を最小限にすることはできるはずです。
大きな地震が起きたら、いざというときに何をすれば良いのでしょうか。まず、自分の身を守って下さい。自分の命は自分で守る。自分の身の安全を確保することです。慌てずに、落ち着いて。そして、自分の身の安全が確保できたら、まわりの状況をよくつかみ、火を消すなど、適切な対応が大切です。東日本大震災・阪神淡路大震災のときは、多くのボランティアの方が力を合わせて様々な協力・支援を行いました。皆さんも、いざという場合、自分の安全を確保できたら、まわりの人と協力をして手助けをしてほしいと思います。
皆さんもいざというときのために、家族の集合場所、連絡方法、非常用の水、食料等の非常用持ち出し物の用意をしているか、その保管場所など、是非、家族で確認をしてみて下さい。また、広域避難場所についても、自宅の周辺や通学途上ではどこかなど確認してみて下さい。防災対策は「悲観的に準備をし、楽観的に行動する」がセオリーだそうです。

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