1992年に、国連国際学校より、"第17回国連世界高校生会議"への招待状が山手に届きました。国連の本会議場で、世界から集まった20数ヶ国、400名以上の高校生が、その年のテーマについて英語でディベートします。1993年以後、毎年数名の代表を派遣しています。およそ学年末の3月に開催されます。
私達はUNIS-UN conference に参加するため、ニューヨークに行ってきました。UNIS-UNとは世界中の高校生がUN General Assemblyという国連の総会議場に集まり、毎年テーマとなるものを元に現代社会の課題などについて学び、話し合う場です。
今年度は"Turning the page: A New Chapter in Education"という新しい教育がテーマでした。
私達のニューヨークまでの道のりは3回ある審査から始まります。筆記、プレゼン、ディスカッションなどその年のテーマに沿った内容で審査を行っていきます。審査を通った3人は協力して準備をしていきます。
実際会議に参加すると、準備の話し合いでは出てこなかった視点、それぞれの国の状況を踏まえた考え方などが沢山あり、世界の広さに改めて驚きました。
異なった文化、歴史、言語、バックグラウンドを持つ高校生たちが集まり、交流する機会を通じて、国が違っても同じ志を持った高校生たちがこれほど多く世界にいるんだと感銘を受けました。
そして、たった3日間でしたが、あれほど沢山の友達ができ、仲良くなれるなんて想像もしていませんでした。
会議を通して、世界中の高校生と繋がる幸せを肌で感じ、世界の国々がここに集まった若者達のように、人として友情を育み尊重し合うことが平和への道となるのではと思いました。
ニューヨークに滞在していた1週間は今までの人生で一番濃い1週間でした。
このような素晴らしい経験ができたのも先生やNY実行委員会のメンバーをはじめ、友人そして両親など沢山の方のサポートの上で成り立っていると実感しています。この場を借りて感謝申し上げます。
また、この会議がきっかけで出会い、ニューヨークで共に学んだ同志達も一生の友人です。
皆さんもこのような会議などにぜひ挑戦してみて下さい。新しい発見や出会いがきっと待っています。