「世界を舞台に活躍でき、世界に信頼される人間」を育てるという目標を実現するためには、単に教室の中で世界について学ぶだけではなく、中学生・高校生という多感で柔軟な吸収力のある時期に、直接「世界」の中に飛び込み、体験することが必要だと考えています。
山手学院に学ぶ全ての生徒にその機会を与えるのが、本校の国際交流プログラムです。
中学3年でのオーストラリア・ホームステイ、高校2年での北米研修プログラムを柱として、交換留学、国連世界高校生会議への生徒派遣、シンガポールでのイマージョンプログラム実施、アメリカのデイトン・ワラワラ・ヤキマ・パスコ各市及びカナダのアルバータ州の高校生に対するスカラシップ提供などを行っています。
中学3年生が全員参加するオーストラリア・ホームステイを2002年度より行っています。
11月初旬、6泊7日(機中泊前後1泊含む)の日程で、オーストラリアのシドニー地区・メルボルン地区・ゴールドコースト地区でホームステイを行うプログラムです。
このプログラムは、本校の国際交流活動の第一歩であり「総合的な学習」の一環として、また中学1年からのEnglishの授業の仕上げとしての意味があります。
高校生が全員参加するカナダ、アメリカへのホームステイを1969年度から行っています。
現在では、高校2年の4月中旬、15泊16日の日程で、高校1年次のクラスごとに、カナダ、アメリカの都市へ、2名1組で2週間のホームステイを行っています。
日本の文化紹介やパフォーマンスを行ったり、現地の学校が企画する行事に参加したり、世界を肌で感じることができる2週間となります。
1992年に、国連国際学校より、"第17回国連世界高校生会議"への招待状が山手に届きました。
国連の本会議場で、世界から集まった20数ヶ国、400名以上の高校生が、その年のテーマについて英語でディベートします。
1993年以後、毎年数名の代表を派遣しています。およそ学年末の3月に開催されます。
中学3年・高校1年の7月末から10日間、シンガポールのACSインターナショナルスクールの授業に参加します。
このプログラムは授業だけでなく、ディスカッション、プレゼンテーション、大学生との課題解決型アクティビティー、バディーとの寮生活などを通して、様々な体験とともに英語を学ぶ10日間の希望制プログラムです。
9月には、夏に訪れたACSインターナショナルスクールの高校生が山手を訪れ、ホストファミリーを希望する中学3年生・高校1年生の家庭でホームステイを1週間行い、授業に参加します。
「中学で留学したい!」そんな願いを叶えます。中学3年の1月から4月初旬の3ヶ月間、ニュージーランド留学を選択することができます。ニュージーランドは南半球に位置するため、日本の極寒を避けてさわやかな夏へと向かうことになります。異なる季節で学ぶこの留学プログラムは、はじめの2週間はニュージーランド政府が公認する語学学校で、語学だけでなく文化や習慣、公共などの生活方法についても学びます。3週目からは現地の学校に編入し、計3ヶ月間を過ごした後に帰国し、高校入学式を迎えます。
15歳という柔軟な時期に、保護者の元を離れ、自らの力でホストファミリーやクラスメートと英語でコミュニケーションを図る留学プログラムは、6年一貫だからこそ選択できるプログラムの一つです。
生徒・保護者が留学団体の協力を得て手続きをし、1年間の留学をする制度です。
留学先は英語圏だけでなく、全世界で可能です。一定の条件を満たすことにより、高校を3年間で卒業することができます。