山手学院中学校・高等学校

山手学院中学校・高等学校

進路

学年ごとの進路指導

進路指導部や学年会が中心となって、以下のような学年ごとの指導を行っています。

進路指導の様子

中学2年 模擬試験1回(5月)
中学3年 模擬試験2回(5月、10月)
高校1年 自分の将来を考えさせる。

●進路選択や大学入試の概要説明(4月)
●保護者への説明(4月)
●職業・学部学科内容の資料配布
●オープンキャンパスへの参加(7月、8月)
●進路説明会(10月)

実力試験2回(9月、1月)、模擬試験2回(11月、1月)
高校2年 文系・理系 クラスごとに、自分の将来を深く考えさせ、大学入試の全体像をつかませる。

●大学入試報告会(5月)
●学部学科の学びの内容の資料配布(5月~6月)
●大学入試の具体的な説明(10月~11月)
●保護者への説明(6月、11月)
●オープンキャンパスへの参加(7月、8月、11月)
●大学教授による模擬講義(6月、11月)
●共通テスト試験の報告会(2月)
●受験関係図書の貸出(赤本、青本、過去の入試問題集など)
●キャンパスツアー(立教・早稲田など)

実力試験2回(9月、1月)、模擬試験3回(5月、11月、1月)
高校3年 前年度入試総括と次年度展望を説明し、受験生としての意識を高める。

●資料配布、受験関係図書の貸出(年間)
●受験指導・相談(年間)
●大学入試報告会(4月)
●大学説明会(6月、7月)
●保護者への説明(6月)
●推薦入試の募集及び校内選考(9月)...指定校・公募制・自己推薦
●共通テスト試験の出願・説明会(9月~10月)
●模擬面接・小論文・志望理由書等の対策・指導(11月)

実力試験1回(9月)、模擬試験3回(5月、8月、9月、10月)
保護者対象 保護者のための大学入試研究会 4回

●共通テスト・新課程について
●併願校の決め方

卒業生のメッセージ

海外で学ぶ、いまの私があるのは山手学院がつないでくれた縁のおかげ

生天目 百香

49期生 生天目 百香さん

Kwantlen Polytechnic University
心理学科 2年

 海外の大学に進学したいと思ったきっかけは、身近にその道を進まれた先輩がいたこと、相談に乗ってくださった先生の存在があったことです。また北米研修プログラムなどの海外研修や国連世界高校生会議に参加した経験を経て、英語で何かを学びたいと思うようになり、海外の大学を視野に入れるようになりました。

 現在私が通っているカナダのクワントレン工科大学は、比較的小規模でクラスも最大35名と少人数なのが特徴です。教授との距離も近く、コミュニケーションも密にとれます。授業の質問だけでなく、進路や留学生としての相談にも親身になってくれる先生が多く、とてもありがたい環境で学べています。また教授一人ひとりに授業スタイルがあり、それもとても面白いです。例えば、ある教授はゲストスピーカーを呼んで、授業で学んだ知識を実際にあった例を通して話すことでより理解を深めてくれました。その授業は一生忘れられない、とても興味深いもので、できるならもう一度受けたいと思うほどです。私はこの大学で心理学を専攻しており、卒業後は大学院へ進学したいと考えています。

 カナダの大学に進学してよかったと思うのは、学生の年齢、国籍、就活時期、大学に通う目的が実に多様なため、自分と比較することなく、自分のペースで、自分が具体的に何を目指したいのか、どのような人になりたいのか、じっくり考えられることです。卒業後の計画も人それぞれで、そんな選択肢もあるのか、と驚くことも多々あります。

 山手学院でなかったら巡り合えなかったようなたくさんの縁のおかげで、今の私があります。先生をはじめ、友人たち、海外で学び続けられる環境にいられるようにサポートをしてくれる家族にも感謝の気持ちでいっぱいです。私が山手学院での6年間を通してたくさんの素敵な出会いがあったように、みなさんにもかけがえのない出会いがありますように。

国際協力の道を歩んでいるのは山手学院での6年間があったから

41期生 田中 克昌さん

国際移住機関エジプト事務所勤務

 私は、外務省のJPOという制度を使い国連機関の一つである国際移住機関(IOM)のエジプト事務所で、環境・イノベーション担当官として働いています。IOMは「人道的で秩序ある人の移動は、移民と社会に利益をもたらす」という理念のもと、紛争や自然災害などによる避難民や移民労働者などへの支援を行う機関です。近年、気候変動の影響が深刻になり、海面上昇や干ばつなどで、元々住んでいた場所を離れなくてはならない人々が増えています。私は気候変動対策のとりまとめ役として、エジプト政府などとの協力やプロジェクトの準備・実行を担当しています。

 国際協力に関心を持ったきっかけは、高校生のときに参加した核兵器廃絶の署名活動です。長崎の被爆者から被爆体験を聞き、核兵器廃絶に取り組む外交官、国連職員、市民団体の方々に出会いました。以来、戦争や貧困、差別などに苦しむ人々を生む社会の仕組みを変えたいという思いで勉強や仕事をしてきました。

 こうした道を歩んでいるのは、山手学院での6年間があったからだと思っています。充実した英語教育はもちろん、多彩な国際交流プログラム、先生や友人との対話の中で、社会の問題に目を向け、それに立ち向かう姿勢や知識を培うことができました。今でもお世話になった先生や友人の顔が思い浮かびます。

 国内外の課題に立ち向かうのは簡単ではありません。個人としても高い専門性や経験が求められ、私も四苦八苦しながら、日本や海外で勉強し、民間企業、大使館、NGOなどで経験を積んできました。しかし複雑で深刻な問題を前に、無力さを思い知らされることも多々あります。

 それでも社会に住むすべての人々、そして次世代の人々が、紛争や貧困、差別などに苦しむことなく幸せに暮らしていけるように、微力ながら頑張っていきたいと思っています。これを読んでいるみなさんが、山手学院での学びを経て、社会課題の解決に取り組む仲間に加わっていただければ、とても嬉しく思います。

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